クレジットカードはほぼ全て、買い物する度に何らかのポイントやマイルが付きます。この時の「ポイントが付く割合」が還元率です。たとえば「100円につき1円分のポイント」なら、「還元率1%」となります。
還元率の高いカードは、毎日の買い物でより効率的にポイント・マイルを貯めることが可能です。特に自身がよく買い物する場所が決まっている場合、そこでの還元率が高いクレジットカードを持つのがいいでしょう。
この記事では、買い物する店舗やサイト・生活スタイルごとに分けて「特に還元率が高い、おすすめのクレジットカード」を紹介していきます。
この記事の目次
どこでも高還元率なクレジットカード・8選(常時1%以上)
クレジットカードで高還元率というのは「常時1%以上」を指します。「特定のサービスや店舗」だけでなく、いつどこで買い物しても1%以上ということです。
「常時1%還元」のクレジットカードは、シリーズでいうと下のようなものがあります。(クリックでそれぞれの段落にジャンプします)
- DCカード Jizile(ジザイル)…1.5%
- レックスカード…1.25%
- リクルートカード…1.2%
- Orico Card THE POINT…1.0%
- 楽天カード…1.0%
- JCB CARD W(ダブル)…1.0%
- P-one Wizカード…1.0%
- Yahoo!JAPANカード…1.0%
この「常時還元率」だけで見ると、「DCカード Jizile(ジザイル)」が最強という結論です。しかし、当然人それぞれ買い物をする場所は違います。多くの人が「ここで集中的に買う」という場所を、どこかしら持っているでしょう。
その場合はジザイル以外のクレジットカードが総合的な還元率で上回ることもあります。どのような場合に上回るのか、ジザイルも含めてそれぞれのカードのシリーズの還元について、解説していきます。
DCカード Jizile…1.5%(Amazon・楽天市場でも2%)
国際ブランド | Master Card |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.5% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA・ApplePay(QUICPayとして) |
常時還元率がすべてのクレジットカードの中で最高
DCカード Jizile(ジザイル)の常時還元率「1.5%」という数値は、すべてのクレジットカードの中での最高値です。2番目のREXカードは「1.25%」なので、2位と比較しても大差がついています。
クレジットカードで高還元率とされるのは「1.0%」からです。それを考えても、DCカード Jizile(ジザイル)の「1.5%」という還元率の高さがわかるでしょう。「どこで買い物しても高還元率になるクレジットカードが欲しい」という方には、DCカード Jizileを発行することをおすすめします。
Amazon・楽天市場でも2.0%の高還元率
DCカード Jizile(ジザイル)は、全体の還元率が高いだけではありません。Amazonや楽天市場などの特定のネットショップでも、高還元となっています。
どちらも「2.0%」という還元率ですが、これはAmazonの「Amazon Mastercard」の還元率(Amazonで買い物する時)に匹敵しています。楽天カードを使って楽天市場で買い物する場合は「4%」なので、これと比較するとジザイルの2%は半分です。
しかし、常時還元率が圧倒的なことに加えて、このようにAmazon・楽天市場でも高還元という条件は、多くのユーザーにとってきわめて有利なものです。高還元カードの王様はDCカード Jizile(ジザイル)、と言ってもいいでしょう。
REXカード…1.25%(年会費無料、価格.comで優待)
国際ブランド | VISA |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.25%~1.75% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA・ApplePay(QUICPayとして) |
常時還元率2位&各種優待が豊富
REXカードは常時還元率が1.25%で、DCカード Jizile(ジザイル)に次いで全体の2位に入っています。そして、常時還元率が高いだけでなく、多くの優待特典が付いている点も魅力です。
- カーシェアリング優待(オリックスカーシェア)
- ゴルフ優待(オリックス・ゴルフ・マネジメント提供)
- ホテル・宿泊優待
- レジャー・スポーツ施設・レストラン優待
このように、あらゆるジャンルで会員優待を受けることができます。それぞれの優待の詳細はここでは割愛しますが、優待の内容が自分のライフスタイルに合う人にとっては、DCカード Jizile(ジザイル)の還元率を上回るメリットがあるでしょう。
REXカードの還元率は、以前はもっと高かった
REXカードの還元率は、これまで二度「改悪」されています。以前はもっと高かったのです。
- 2015年12月以前…1.75%
- 2015年12月以降…1.5%
- 2017年10月~現在…1.25%
このように、約2年間で0.5%下がってしまいました。もちろん、それでもナンバーワンの高還元率なのでいいのですが、「少し前まで、クレジットカードの還元率は今より遥かに高かった」ということです。
REXカードはほぼ全ての買い物でポイントが還元される
REX CARDを使って決済した場合も、下の内容だとポイント還元はありません。
- キャッシング利用
- nanacoチャージ
- 楽天Edyチャージ
要は「キャッシング・電子マネーチャージ」だとポイントが付かないということです。それ以外はすべて付与されるので「REXカードのポイントは、ほぼ全ての買い物で付く」と考えていいでしょう。
リクルートカード…1.2%(Pontaポイントが貯まる)
国際ブランド | VISA・マスターカード |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.2%~13.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA・ApplePay(QUICPayとして) |
ホットペッパー・じゃらん・ローソンの利用で特にお得
リクルートカードは、常時還元率が1.2%となっています。これはREXカードの1.25%に次いで僅差の2位です。常時還元率ではジザイルやREXカードにやや劣るものの、特にローソンやホットペッパーをよく利用する人には、一番オトクなカードです。
- ホットペッパー・じゃらんはリクルートが提供するサービスである
- リクルートポイントはPontaポイントと互換性がある
- Pontaポイントはローソンのポイントなので、ローソンでも得する
上記のような理由です。ローソンだけの還元率で見れば、5%還元のdカードが最強となります。しかし、じゃらんやホットペッパーも使う人にとっては、リクルートカードの還元率の方が総合的に高いということです。
Orico Card THE POINT…1%(Amazon2%、楽天・ヤフー3%)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…iD・QUICPay/チャージ・スマホ決済が可能…楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA・QUICPayプラス・ApplePay(QUICPayとして) |
総合的な還元率がすべてのクレジットカードで最高
Orico Card THEのポイント還元率は、すべてのクレジットカードの中で最高となっています。理由は下の通りです。
- 常時還元率が1%である
- ネット通販の還元率がすべて高い
ネット通販の還元率は下のようになっています。
- Amazon…2.0%
- 楽天市場…3.0%
- Yahoo!ショッピング…3.0%
日本の三大ネット通販ですが、これらのすべてで「本家のクレジットカード」に匹敵する還元率になっているのです。楽天市場については「楽天カードなら4.0%」となりますが、代わりに楽天カードは、楽天市場以外のネット通販での還元はありません。(ライバルだから当然ですね)
Amazonでの還元率が、Amazonマスターカードと同じ
Amazonマスターカードについては、Amazon.co.jpでの買い物が下のような還元率になっています。
- Amazon Mastercardクラシック…1.5%
- Amazon Mastercardゴールド…2.5%
このように、一般カードである「クラシック」と比較すると、Orico Card THE POINTの方がAmazonでの下限金利が高いということです。ゴールドカードになるとさすがにAmazonマスターカードの方が「2.5%」と、Orico Card THE POINTより0.5%高くなっています。
しかし、平均するとAmazonマスターカードのAmazonでの還元率は「2.0%」といえますから、「Orico Card THE POINTと同じ」といえます。
Yahoo!ショッピングでの還元率もヤフーカードと同じ
Yahoo!ショッピングでのヤフーカードとの比較は、もっとシンプルになります。ヤフーカードは1種類しかなく、Yahoo!ショッピングでの還元率は3%で固定されているからです。
ここでもOrico Card THE POINTは「本家のクレジットカードと同じ高還元率」ということです。
Orico Card THE POINTの他の種類
オリコカードには多数のラインナップがあり、「Orico Card THE POINT」はその中のシリーズの一つです。通常のOrico Card THE POINT以外では、下の2種類があります。
- Orico Card THE POINT Premium Gold(プレミアムゴールド)
- Orico Card THE POINT UPty(アプティ)
これらのいずれも、還元率は通常のOrico Card THE POINTと同じです。違いは下のようになっています。
- プレミアムゴールド…電子マネーチャージやオリコモールの利用で還元率が0.5%高くなる
- アプティ…リボ払い専用カード。還元率についての違いはなし
アプティは券面の色がシルバーで、ブラックの他の2つより女性的な印象です。そのため、女性がOrico Card THE POINTを持つのであれば、アプティがいいかもしれません。(この辺は好みにもよりますが)
JCBカード・ダブル…1%(Amazon・セブン・ヨーカドー2%)
国際ブランド | JCB |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
電子マネー・スマホ決済 | nanaco・QUICPay・QUICPayプラス・モバイルSuica・SMART ICOCA・Speedpass・ApplePay(QUICPayとして) |
18歳~39歳限定、20代・30代に特化したカード
JCB CARD W(JCBカード・ダブル)の発行資格は、年齢が18才~39才となっています。10代は18歳・19歳の2年間のみで発行する人も少ないので、主に「20代・30代のためのクレジットカード」と言っていいでしょう。
特にこの年代で高還元率のクレジットカードを探している方にはおすすめの一枚です。
セブンイレブン・イトーヨーカドー・Amazonで2%還元
JCB CARD Wの還元率は、下の3つの店舗&ネット通販で常時2%となっています。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- Amazon.co.jp
セブンイレブン・イトーヨーカドーの関連カードでは「セブンカード」がありますが、この2%という還元率はセブンカードと同じかそれ以上です。
また、Amazonでの2%還元についても、やはりAmazonが発行する「Amazonマスターカード」と同レベルの還元率になっています。
(Amazonマスターカードは「クラシック」なら1.5%、「ゴールド」なら2.5%の還元率なので、平均すると2.0%)
Amazon以外でコンビニでセブンイレブン、スーパーでイトーヨーカドーをよく使うという方には特におすすめのカードと言えるでしょう。
スターバックスで3%、スタバ還元率が一番高いカード
さらにスターバックスが好きな人にもJCB CARD Wはおすすめです。スターバックスでの還元率は3%となっていますが、これはすべてのクレジットカードの中で一番高い数値です。(スタバは自社発行のクレジットカードがないのでなおさらです)
毎日スタバでコーヒーを1杯飲むだけでも月1万円、年間で12万円ほどになります。3%還元されると「3600円」です。これを大きいと考えるか小さいと考えるかは人それぞれですが、「何もしなくても、いつも通り&これまで通り毎日スタバでコーヒーを飲むだけ」ということを考えたら、かなりお得でしょう。
(余談ですが、投資でほぼノーリスクで安定して叩き出せる利回りは年間3%程度といわれています。「何もしなくても3%もらえる」というのは結構お得なのです。スタバでコーヒーを飲むことが、その人にとって本当に必要ならですが)
楽天カード…1%(楽天市場で4%以上、楽天Edyでお得)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 年会費無料(初年度・2年目以降とも) |
ポイント還元率 | 1.0%~10.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…楽天Edy/チャージ&スマホ決済可能…nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・ApplePay |
楽天関連サービスを利用する人に特におすすめ
楽天カードは通常の還元率も1%と高いですが、やはり楽天の関連サービスでの還元率がお得です。楽天市場での4.0%を始めとして、下のようなサービスで常時2.0%以上の還元(楽天スーパーポイント)を受けることができます。
- 楽天トラベル…旅行
- 楽天ビューティー…美容(ヘアサロン・エステ)
- 楽天モバイル…携帯電話
- 楽天ブックス…書籍
- 楽天チケット…舞台・スポーツ・ライブなど
他にも楽天証券・楽天銀行・楽天生命など、もはや楽天は「財閥」といってもいいほど、業容を拡大しています。これらの全てで高還元率になるわけなので「楽天全般のヘビーユーザー」という方には、一番おすすめのカードと言えるでしょう。
P-one Wiz…1%(最初の6カ月は3%)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.0%~1.5% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・ApplePay(iDとして) |
入会から6ヶ月間は還元率3%
P-one Wizの還元率に関するメリットは、特に入会から半年間にあります。この期間の利用は還元率が3%となるのです。「楽天市場」などの特定の場所ではなく「どこで買い物しても3%」です。
たとえば「毎月10万円、クレジットカードで買い物する」とします。この場合、3%の還元で「月3000円」です。それが6カ月続くと「1万8000円」になります。
- P-one Wizカードを発行する
- 6カ月、月10万円使う
- それで「1万8000円」得する
ということです。月10万円のクレジットカード決済は、全ての支払いを集中させれば多くの人が到達する金額です。家賃・水道代はクレジットカードで払えないことが多いですが、下のようなものは払えます。
- 電気代
- 携帯電話料金
- 固定電話料金
- 食費
- その他の買い物すべて
大体月収が手取りで30万円程度の方なら、月10万円程度はこれらの支出で使っているはずです。それをP-one Wizカードに集中させるだけで、半年で1万8000円もらえるということです。こう考えると最初の6ヶ月間はすべてのクレジットカードの中で特にお得というのがわかるでしょう。
6カ月を過ぎたら「普通の高還元クレジットカード」ですが、それでも高還元(1.0%)であることには変わりありません。
Yahoo!JAPANカード…1%(ヤフーで3%、Tポイントでお得)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 永年無料 |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…T-MONEY(Tマネー)、一体型ではないがチャージができる…楽天Edy・nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA、ApplePay対応…QUICPayとして利用可能 |
ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
Yahoo!ショッピングでの還元率が3%以上
Yahoo!JAPANカード(YJカード・ヤフーカード)は、Yahoo!ショッピングでよく買い物する人に特におすすめの高還元カードです。Yahoo!ショッピングで常時3.0%還元されるのは、ヤフーカードか「Orico Card THE POINT」のみです。
Amazon・楽天市場など他の場所でも還元率が高い分、Orico Card THE POINTの方が総合的には有利です。しかし、ヤフーカードだと、Yahoo!ショッピングの中の店舗やキャンペーンによって、さらに高い還元率になることもあります。(本家のクレジットカードなので当然ですね)
そのため、特にYahoo!ショッピングをよく利用する人にとっては、ヤフーカードが一番お得なわけです。
TSUTAYA・ファミマのユーザーにもおすすめ
さらに、ヤフーカードはTポイント一体型のクレジットカードなので、TSUTAYA(ツタヤ)・ファミリーマートを愛用する方にもおすすめです。これらの店舗でもポイントが貯まりやすいというだけではなく、使いやすいというメリットもあります。
TSUTAYAやファミマとしては、やはり「Tポイントを貯めるとお得」と思わせたいわけです。そのため、現金や他の電子マネーで支払う人よりも、Tポイントで支払う人を優遇します。
Yahoo!ショッピングは使わなくてもこれらの店舗はよく使うという方の場合、ヤフーカードは特にメリットが大きいクレジットカードと言えるでしょう。
コンビニ別・おすすめの高還元率クレジットカード3選
クレジットカードは「自分が特によく使うサービス・店舗」に合わせて選ぶのがおすすめです。そして「一番よく使う店舗はコンビニ」という人も多いでしょう。ここではそのような人向けの「各コンビニで還元率が高いクレジットカード」を紹介します。
ファミリーマート…ファミマTカード(最大3%、ギフト券も買える)
国際ブランド | JCB |
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年会費 | 無料 |
電子マネー・スマホ決済 | Tマネー(一体型)、Suica・iD・nanaco(チャージのみ可能) |
還元率 | 0.5%~3.0% |
プリペイドカード・金券・切手の購入でもポイントが貯まる
ファミマTカードの特徴として、普通ならポイントが付かないものをファミマで買ってもTポイントが付くということがあります。
- プリペイドカード(Vプリカ・JCBプレモなど)
- 金券(Amazon・iTuneなどの各種ギフト券)
- 切手・ハガキ
- ヤマト宅配便
通常のクレジットカードでこれらの決済をファミリーマートでしても、ポイントが付かないことがほとんどです。特にプリペイドカード・金券については付かないカードが多くなります。
(そもそもクレジットカードで買えないことも多くあります。いわゆる「クレジットカード現金化」の疑いでよく使われる方法だからです)
この点、ファミマTカードの場合は、ギフト券などを問題なくクレジットカードで買えるだけでなく、Tポイントまで付きます。コンビニでギフト券や金券・プリペイドカードを買うことが多い人にとっては、ファミマユーザーでなくてもメリットがあるでしょう。
なお、ギフト券などをファミマTカードで買えるのはあくまでファミリーマートだけです。セブンイレブンやローソンなどでは買えないので注意してください。
セブンイレブン…セブンカードプラス(1.5%還元)
国際ブランド | VISA・JCB |
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年会費 | 初年度無料、2年目以降…1000円(条件達成で無料) |
電子マネー・スマホ決済 | nanaco(一体型)、QUICPay・QUICPayプラス・モバイルSuica・SMART ICOCA・Speedpass・ApplePay(QUICPay・JCBとして) |
還元率 | 0.5%~1.5% |
セブンイレブン・イトーヨーカドーで1.5%還元
セブンカードプラスは、グループの店舗であるセブンイレブン・イトーヨーカドーで、どちらも還元率1.5%となっています。nanacoポイントではなく、セブンカード独自のポイントです。イトーヨーカドーやセブンイレブンなど、関連企業の店舗で使えます。
その他、そごう・西武百貨店でも1.0%の還元率となっています。
JCB CARD Wの方がヨーカドー・セブンでもお得?
実は、JCB CARD Wだと「イトーヨーカドー・セブンイレブン、ともに2%の還元率」となっています。セブンカードの1.5%より、JCB CARD Wの方が0.5%高いのです。
「何で?」と思うかも知れませんが、「セブンカード株式会社が、クレジットカード事業にあまり力を入れていない」ということかと思います。カードのラインナップも「セブンカードプラス」1種類しかない点も、それを示しているといえます。
セブン・ヨーカドーでの買い物が便利になる
ポイント還元率についてはJCB CARD Wの方が良いものの、セブンイレブン・イトーヨーカドーでの買い物が便利になるのは間違いありません。セブンカードプラスは、全クレジットカードの中で唯一のnanaco一体型だからです。
コンビニのレジでnanaco(ナナコ)などの電子マネーを支払うに使うと、一瞬で終わります。Suicaで改札を通過する時のような早さです。朝の忙しい時間など、「クレジットカードでもnanacoとして支払える」というのは、非常に便利です。
「普通のnanacoを使えばいいじゃん」と思うかもしれませんが、クレジットカード一体型だと下のようなメリットがあります。
- チャージしなくていい(オートチャージ)
- ポイントも貯まる
- 現金がない時でも電子マネーを使える(これは要するに借金)
どんなサービスや特典でもそうですが、これで「おお便利」と思う人もいれば「便利なのか?」と思う人もいるでしょう。特にセブンイレブンのヘビーユーザーで「これは便利」と思った方には、セブンカードプラスをおすすめします。
ローソン…dカード(Pontaカード以上の5%)
国際ブランド | VISA・Master Card |
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年会費 | 初年度無料/2年目以降…1250円(税別)※条件達成で無料 |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…dポイント・iD、チャージのみ可能…なし |
還元率 | 1.0% |
公式サイト | dカード・公式サイト |
ローソンでの還元率が全クレカで最高の5%
ローソンは「ローソンPontaカード」など、セゾンカードと提携して独自のクレジットカードを発行しています。しかし、この「ローソンPontaカード」も含めて、ローソンでの還元率が一番高いのはdカードです。
- ローソンPontaカード…3%
- dカード…5%
このように、dカードの方が2.0%も還元率が高くなっているのです。これもセブンカードプラスと同様「何で?」と思うでしょう。(セブンイレブンやイトーヨーカドーでの還元率も、セブンカードよりJCB CARD Wの方が高いという説明をしてきました)
この点もやはり「ローソンはクレジットカードが本業ではないので、それほど力を入れていない」ということに尽きるでしょう。dカードはクレジット会社なのでクレジットカード事業が本業ですし、「dポイント」という共通ポイントを広めることも使命としています。
dポイントはPontaポイントと等価交換できるようになっています。そのため、「Pontaポイントが広まれば、dポイントも広まる」=「dカードも広まる」という図式になっているのです。そのため、dカードは積極的にPontaポイントが広まるよう、還元率も高くしているんですね。
理由はともあれ、ローソンで一番還元率が高いのは、このdカードです。ローソンのヘビーユーザーの方は、ぜひdカードを作成するといいでしょう。
その他のコンビニ
その他のコンビニエンスストアでは、サークルKサンクスはファミマと統合しているので「ファミマTカード」が一番お得になります。セイコーマートは「セイコーマートクラブカード」という独自カードを出しており、還元率は2%です(セコマでの支払い時のみ)。
その他の下のコンビニは、特別還元率の高いクレジットカードはありません。
- デイリーヤマザキ
- ココストア
- スリーエフ
- ポプラ
これらのコンビニをメインで使う場合は、どこで買い物しても還元率が高い、リクルートカード(1.2%)や、総合的に還元率が高い「オリコカードザポイント」(通常1%、ネット通販最強)がいいでしょう。
高級ホテル・レストランの割引率が高いクレジットカード3選
クレジットカードでは還元率も大事ですが「割引率」も大事です。要は「最終的に得すればいい」わけですから「自分が利用するサービスで割引率が高いクレジットカード」を選ぶのも1つのポイントでしょう。
ここでは、高級ホテルや高級レストランでの割引率が高いクレジットカードを3つ紹介します。
アメックスゴールドカード…高級ホテルで最大50%オフが多数
国際ブランド | AMEX |
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年会費 | 初年度年会費無料/2年目以降…29000円(税抜き) |
ポイント還元率 | 0.3%~1.0% |
電子マネー・スマホ決済 | American Express Contactless・楽天Edy・モバイルSuica・QUICPay・QUICPayプラス・SMART ICOCA・ApplePay(QUICPay・AMEX Contactlessとして)※AMEXコンタクトレスのみ一体型 |
高級ホテルの50%割引は当たり前、75%オフも
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、特に高級ホテルの宿泊でお得です。
- 50%オフのホテルは多数ある
- 75%オフのホテルもある
「具体的にどのようなホテルなのか」というと、たとえば下のようなホテルです。
- ヒルトンホテル
- ホテルニューオータニ
- 東急ホテル
- 京王プラザホテル
- JRホテル
これらで、6万円以上の部屋だと50%オフというサービスが多くあります。一応期間限定となっているので、常時50%ではありません。しかし、かなりの頻度でそのようなサービスがありますし、どこかのホテルでは常時50%割引が適用できると思ってください。75%オフのホテルもたまにあります。
もちろん、どれだけ割引率が高いといっても、たとえば6万円の部屋で50%割引だったら、3万円は自腹で払う必要があるわけです。これを繰り返していると最終的にはかなりの出費になります。
- そのような支出をしても問題がない人(経済力のある人)
- ある程度の理由があって、そうしたサービスを使う人
この両方に該当する方のみが、アメックスゴールドのホテル優待を使い倒すべきでしょう。「ある程度の理由」というのは、ただの趣味でもちろんかまいません。
要は「何となくの憧れで散財していると、生活が苦しくなる可能性がある」ということです。「どうして高級ホテルに泊まりたいのか」という理由もよく考えた上でAMEXゴールドの特典を使い倒すようにしてください。
なお、アメックスゴールドのホテル優待も含めて、ホテルで得するクレジットカードについては下の記事で詳しくまとめています。
ダイナースクラブカード…高級レストランでアメックスよりお得
国際ブランド | Diners |
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年会費 | 22000円(税抜)※初年度・2年目以降共通 |
ポイント還元率 | 0.38%~1.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA |
高級レストランでの優待特典が多い
アメックスとダイナースは、ステータスカードの代表です。プラチナカード・ブラックカードなどの色に関係なく「国際ブランドだけでステータスカードになる」というものは、ダイナースとアメックス以外ありません。
その中でダイナースはアメックスとどう違うのかというと「高級レストランの優待で、アメックスよりやや有利」という点です。アメックスでも十分優待があるのですが、ダイナースの方が若干上回るということです。
すべてのレストランでの優待内容を比べると、情報量が多いので難しくなります。しかし、下のような理由から「レストラン特典ではダイナースが上」といえます。
- 「Diners」とは「食事をする人の」という意味である
- 「銀座ダイナースクラブカード」など、飲食系の提携カードもある
「銀座ダイナースクラブカード」は、銀座のバー・クラブなどあらゆる店舗で還元率が高く、割引特典があるものです。アメックスではこのような「飲食系の提携カード」はありません。
代わりに「ザ・ペニンシュラ東京提携AMEXカード」があります。このような違いを見ても「AMEXはレストランよりホテルとの連携に力を入れている」と言えるのです。
こうして両者の違いを見ると、「特に飲食店でステータスカードを使いたい人には、Dinersが向いている」といえます。
三井住友VISAプラチナカード…スイートルームの料金が半額に
国際ブランド | VISA・Master Card |
---|---|
年会費 | 5万円(税別)※初年度&2年目以降共通 |
ポイント還元率 | 0.3%~1.0% |
電子マネー・スマホ決済 | iD(一体型)・楽天Edy・WAON・nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・ピタパ・VISA payWave・ApplePay(iDとして) |
国内ホテルのスイートルームを50%オフで利用できる
三井住友VISAプラチナカードには「スペシャルプライスホテルズ」という優待特典があります。国内の指定ホテルのスイートルームに半額で宿泊できるという特典です。
スイートルームの宿泊料金は大体1泊20万円程度なので、約10万円でスイートルームに泊まれる(そして10万円お得)ということです。これをお得と感じるかどうかも個人差があるでしょう。
「半額でも10万円は高い」という人もいれば「20万円の部屋に10万円で泊まれるのは激安」と思う人もいるはずです。後者の方は経済的にかなり余裕があるでしょうが、そうした方には三井住友VISAプラチナカードのメリットは大きいといえます。
通常の部屋でも優待料金で、無料アップグレードがある
三井住友VISAプラチナカードで優待特典を受けられるのは、スイートルームだけではありません。通常のシングルやダブル、デラックスなどの部屋でも割引価格で利用でき、しかも無料アップグレードがあります。
無料アップグレードとは、宿泊当日上位グレードの部屋に空室があれば、その部屋に泊めてもらえるという特典です。普通のダブルの料金で、デラックスなどの部屋に泊まれることも多いのです。
また、客室だけでなく食事についてもアップグレードをしてもらえます。利用するホテル・レストランにもよりますが、5000円のコースの上が7000円のコースだったら、無料でそのコースにアップグレードしてもらえるなどです。
なぜここまでの特典を受けられるのか
「そこまでしてもらっていいのか?」と思うかも知れませんが、そのために「年会費5万円」を取っています。また、ホテルの空室は空けておいても仕方ないので、「空いているなら、三井住友カードとそのホテルのファンになってもらうため、サービスした方がいい」ということです。
(上位グレードの部屋の方が掃除が少し大変でしょうが、スタッフさんの掃除時間が30分長くなるとしても、時給で計算して大体500円程度のコストでしょう)
料理の割引にしても「2000円サービスする分、5000円分の支払いをしてもらえる」「ホテルにも宿泊してもらえる」と考えれば、ホテルのレストランとしては御の字なのです。料理が美味しければ、インスタなどで宣伝してもらえるかもしれません。
また、これはアメックスやダイナースでも言えることですが、人間は一度上げた生活レベルを簡単には落とせないのです。そのため、多少割り引いても「高級店の味」「高級ホテルの快適さ」を覚えてもらえば、長期的に見てホテルにもクレジット会社にもメリットがあるのです。
もちろん、かなりの優待を受けられるわけですから、ユーザーにもメリットがあります。要は、
- その支払いに耐えられるだけの経済力があるか
- 何で高級ホテルやレストランを使いたいのか
という2点に尽きます。たとえば後者が「デートのため」だったら「高いホテルやレストランなしでは成り立たない恋愛(結婚生活)なのか」ということも、考える必要があります。最終的にはステータスカードの特典がお得かどうかは「その人の人生そのもの」に関わると思って下さい。
百貨店・量販店での還元率が高いクレジットカード5選
「いつもこの百貨店・デパートで買い物する」「家電や日用品はここの量販店で買う」と決めている人もいるでしょう。そのような方には、それぞれの店舗が発行しているクレジットカードがおすすめです。
ここでは、家電量販店・百貨店などの店舗で還元率が高くなるクレジットカードを紹介します。
ビックカメラ…ビックカメラSuicaカード(常時10%)
国際ブランド | VISA・JCB |
---|---|
年会費 | 無調 |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…Suica/チャージのみ可能…楽天Edy・nanaco |
還元率 | 0.5%~11.0% |
ビックカメラで常時10%還元
「ビックカメラSuicaカード」は、ビックカメラの店舗での買い物で常時10%還元となります。ポイントは「ビッグポイント」で還元されます。
店舗でのショッピングは還元率10%ですが、ビックカメラのネットショップでは「0.5%~11%」と、最大11%の還元率になっています。店舗にしてもネットショップにしても、ビックカメラをよく利用する人には非常にお得なクレジットカードです。
Suica一体型なので、通勤・通学の定期券としても便利
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラでの高還元率だけが魅力ではありません。Suica(スイカ)一体型なので、「クレジットカードなのにそのまま定期券として使える」というのもメリットです。
そして、定期券代のチャージでもポイントが貯まるため、通勤・通学で電車や地下鉄を使っている方は、それだけで年間にかなりのポイントを貯めることができます。
定期券や電車でのポイント還元なら、Suicaの本家(JR東日本)が出す「ビューカード」の方が上ですが、本家のビュースイカ・カード以外では、ビックカメラSuicaカードのような提携カードも非常にお得です。
無印良品…MUJIカード(1.5%、永久不滅ポイントが貯まる)
国際ブランド | VISA |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.6%~1.5% |
電子マネー・スマホ決済 | iD・楽天Edy・QUICPay・QUICPayプラス・nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA・ApplePay(QUICPayとして) |
無印良品で1.5%の還元率
MUJI Card(ムジカード)を持っていると、無印良品の買い物で1.5%の還元を受けられます。ポイントは無印良品が発行する「MUJIマイル」ではなく、セゾンカードの「永久不滅ポイント」です。
「利用金額1000円につき3ポイント」という設定ですが、これは一見「還元率0.3%」に見えます。しかし、永久不滅ポイントは「1ポイント=約5円」の価値なので、「1000円で15円」という還元なのです。ここから計算すると「1.5%」となります。
永久不滅ポイントを何と交換するかで変わる
これは永久不滅ポイントだけでなく、三井住友カードの「ワールドプレゼントポイント」なども同じですし、ANAマイル・JALマイルなども同じです。これらは、nanacoやWAONなどの電子マネーのように「1ポイント=1円」とは決まっていません。
「そのポイント・マイルを何と交換するか」で価値が変わるのです。ただ、わかりやすく「Amazonギフト券で交換する場合」で考えると、永久不滅ポイントは「1ポイント=5円」の価値となります。ワールドプレゼントポイントも同じです。
(JALマイル・ANAマイルは、エコノミークラスの航空券と交換すると、大体1マイル5円になります)
このように「何と交換するか」でもMUJI Cardの永久不滅ポイントの還元率は変わります。しかし「大体1.5%」と考えてください。
1.5%は言うまでもなくクレジットカードとしてはかなりの高還元率です。無印良品でよく買い物をする方は、ぜひMUJI Cardをチェックしてみて下さい。
マルイ…エポスカード(最大10%オフ)
国際ブランド | VISA |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.5% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・nanaco・Suica |
最初の1カ月&年間28日、マルイで10%割引
エポスカードを使ってマルイで買い物をすると、下の条件で10%割引となります。
- 入会後の1カ月
- 「マルコとマルオの7日間」×年4回
2つ目の「マルコとマルオの7日間」については、「7日×4回=28日」なので、合計約1カ月分となります。また年4回なので、季節ごとの買い物にタイミングを合わせられます。最初の1カ月と合わせると、「年間2カ月、マルイで10%オフとなる」わけです。
マルイでよく買い物する人にとっては、これは大きなメリットと言えるでしょう。
その他の買い物でも10%オフが多数
エポスカードでは、下のようなショッピングでも10%割引となります。
- 渋谷モディ…年4回のキャンペーン中
- ユニモちはら台…毎月第3日曜日
- ボンベルタ橘…不定期イベント
- 千歳アウトレットモール・レラ…年間12日間
- モラージュ柏…年3回のキャンペーン
- フィール旭川…年10日間
- MONA新浦安…毎月第3日曜日
このように、全国各地の商業施設・ショッピングモールで10%オフのチャンスが多くあります。マルイに限らずショッピングが好きな方にはおすすめのクレジットカードと言えるでしょう。
シダックス・ロイヤルホストでもお得
さらにエポスカードは、カラオケのシダックス、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」でもお得です。
- シダックス…室料30%割引
- ロイヤルホスト…常時10%OFF
ポイント還元ではなく割引きですが、これら2店舗を使う方が高還元のクレジットカードを探している場合、エポスカードを発行するといいかもしれません。
西友…セゾンカードゴールドAMEX(5%割引、その他特典多数)
国際ブランド | Master Card・JCB・VISA |
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年会費 | 1万円(税別)※初年度・2年目以降共通 |
電子マネー・スマホ決済 | iD・QUICPay・QUICPayプラス・nanaco・楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA(すべて一体型ではなく、チャージで利用可能)、ApplePay対応…QUICPayとして可能 |
ポイント還元率 | 0.5%~5% |
全国各地の西友・リヴィンで5%割引
「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」を持っていると、全国の西友・リヴィンの買い物で5%オフとなります。セゾンゴールドカードにはAMEXではない通常のものもありますが、どちらでも西友・リヴィンで5%割引です。
正確には毎日5%オフになるわけではなく、毎月5日と20日が対象となります。西友では衣料品や家電用品を購入する方も多いので、そのような買い物を毎月5日と20日に集中させるとメリットが大きくなるでしょう。
プライオリティパス・手荷物無料宅配などのサービスも付帯
「セゾンゴールドカードAMEX」は、アメックスカードだけあって、国内旅行・海外旅行に関する特典も充実しています。登録制でプライオリティパスを付けることができ、これがあれば、国内・海外の主要空港すべてのラウンジを利用できます。
また、旅行からの帰りに手荷物を自宅まで無料で宅配してもらえるサービスもあります。特に帰りはお土産など荷物が多いでしょうから、復路でこのようなサービスを受けられるのは、旅行好きの方には大きなメリットと言えます。
コナミスポーツクラブの優待特典もあり
アメックスはコナミスポーツクラブと提携しているため、「セゾンゴールドカードAMEX」があれば、コナミでも優待を受けられます。登録費なしで、利用料のみでいつでも利用できるという特典です。
通常はこの利用方法は「法人契約都度利用会員A」というコースに登録しなければいけません。法人でなければ契約できないのですが、その契約を個人でできるのが特徴です。
スポーツクラブは、現役で仕事をしている世代だとなかなか通い続けるのが難しいものです。しかし、時間が空いた時にふと「運動したい気分になる」ということはあるでしょう。そのような時にすぐ、格安料金でエクササイズをできる環境が整うのは魅力的な特典といえます。
他にもセゾンゴールドカードAMEXには多くのメリットがあるので、興味がある方は、公式サイトをチェックしてみてください。
イオン…イオンカードセレクト(最大5%オフ)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 無料(条件なし) |
電子マネー・スマホ決済 | WAON(一体型)、iD・Suica・楽天Edy(チャージのみ可能) |
還元率 | 0.5% |
お客さま感謝デーのイオン関連店舗すべてで5%オフ
「イオンカードセレクト」を始めとして、イオンカードを持っているとイオンの関連店舗すべてで「お客さま感謝デー」の割引きを受けられます。
- イオンモール
- ビブレ
- マックスバリュ
全国各地のこれらの店舗が5%オフとなる特典です。イオングループのお客様感謝デーは「毎月20日・30日」となっています。
セゾンカードの西友・リヴィンでの5%割引も「毎月5日と20日」ということで「月二回」なので、イオングループ&イオンカードセレクトの組み合わせでも、同じ頻度&内容だと思って下さい。
各種WAONポイントのプレゼントは、あまり意味がない
イオンカードセレクトのメリットとして、WAONポイントのプレゼント特典がよく書かれていますが、これらのメリットはあまり意味がありません。内容を書き出すと下のようになります。
- 各種公共料金のお支払い…1件ごとに毎月5WAON
- イオン銀行を給与振込先の口座に指定…毎月10WAON
このような特典ですが、1WAONポイントは「1円」なので、5円や10円もらえるだけということです。このようなメリットならあってもなくても変わらないでしょう。
唯一WAONポイントのプレゼントに関してメリットがあるのは「イオンカードセレクトからWAONへのチャージでも、0.5%還元される」という点です。ただ、これも最終的には「還元率0.5%~1.0%」(1.0%は、そのWAONでの買い物時にも0.5%還元される場合)ということで、さほど高還元率とはいえません。
(0.5%なら、ほぼすべてのクレジットカードが還元しているからです)
このような理由から、イオンカードセレクト自体は魅力的なクレジットカードですが「WAONポイントに関する特典は特にない」と思って下さい。
イオンシネマ・コスモ石油でお得
イオングループは映画館(イオンシネマ)も持っています。そのため、イオンカードセレクトを持っているとイオンシネマで割引優待を受けることができます。大人2名までで、1人300円という割引です。つまり、合計最大600円となります。
1回当たりの割引金額はさほど大きくありませんが、頻繁にイオンシネマで映画を観るという方であれば、このメリットは大きいでしょう。
また、イオンカードはコスモ石油とも提携しています。「コスモ・ザ・カード」というコスモ石油のクレジットカードも発行しているくらいです。そのため、コスモ石油でのガソリン代も会員価格として格安になります。
イオン銀行のキャッシュカードにもなる
イオンカードセレクトと他のイオンカードの最大の違いは「イオン銀行のキャッシュカードになる」という点です。つまり、イオン銀行をメインバンクにしている人は、イオンカードセレクト1枚を持ち歩くだけでいいということです。
これで銀行預金の引き出しや預け入れもできるし、クレジットカードとしての買い物もできるということですね。基本的に「イオン銀行やイオンモールをよく使う人のためのクレジットカード」と考えてください。
ネット通販でおすすめの高還元クレジットカード3選
ネットショッピングは年々便利になっているため、「買い物の大部分をネットでする」という方も増えているでしょう。ここではAmazonなどのネットショッピングで高還元率となるクレジットカードを紹介します。
Amazon…Amazonマスターカード(1.5%~2.5%)
国際ブランド | Master Card |
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年会費 | 初年度無料、2年目以降…1250円(税別) |
ポイント還元率 | 1.0%~2.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・iD・nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・ApplePay(iDとして) |
Amazonで1.5%還元、キャンペーンならさらにお得!
Amazonマスターカードは、Amazonでの買い物が常時1.5%の還元対象となります。実は、これだけだと「Orico Card THE POINT」や「JCB CARD W」に負けます。どちらもAmazonのカードではないのに、Amazonでの還元率が2.0%となっているからです。
そのため、通常時のAmazon還元率だけ見るなら、JCB CARD WかOrico Card THE POINTを発行した方がいいでしょう。しかし、キャンペーンなどの特典も考えると、総合的にはAmazonマスターカードの方が得をする可能性があります。
Amazonマスターゴールドカードなら、還元率2.5%
同じAmazonマスターカードでも「クラシック」ではなく「ゴールド」になると、還元率は2.5%になります。これだと、「JCB CARD W」や「Orico Card THE POINT」よりも高くなります。Amazonで2.5%の還元がされるのは、Amazon Mastercardゴールド以外にはありません。
たとえば毎月Amazonで9万円買い物する人だと、年間で約100万円、Amazonでショッピングすることになります。その場合、年間で約25,000円得するわけです。最近はAmazonで何でも買えるので、特に個人事業主・自営業の方など、そのくらいAmazonを利用することはあるでしょう。
そうした方には、特にAmazon Mastercard(クラシック・ゴールドとも)をおすすめします。
楽天市場…楽天ゴールドカード(常時4%以上)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 年会費無料(初年度・2年目以降とも) |
ポイント還元率 | 1.0%~10.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…楽天Edy/チャージ&スマホ決済可能…nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・ApplePay |
楽天市場で常時4%、10%以上の還元も多数
楽天ゴールドカードを始めとして、楽天カードはすべて楽天市場での還元率が常時4.0%以上となっています。楽天のサービスなので当然のことながら、全てのクレジットカードで最高の還元率です。
特に店舗やキャンペーンによっては、10%以上の還元率になることもあります。ネット通販の中でも楽天市場を特によく使う人は、楽天ゴールドカードやその他の楽天カード(PINK・アカデミーなど)を使うのがいいでしょう。
空港ラウンジサービスが充実
他の楽天カードと比較して、楽天ゴールドカードならではのメリットとして、国内・海外の主要空港でのラウンジサービスが充実している、という点があげられます。たとえば海外の空港では、下の場所で会員専用ラウンジを無料で利用できます。
- ハワイ・ホノルル国際空港
- 韓国・仁川国際空港
海外ではこの2ヶ所のみですが、国内の主要空港のラウンジはすべて無料で使えます。また、もっと多くの空港ラウンジを利用したい場合、楽天ゴールドカードよりさらに上のグレードである「楽天プレミアムカード」を発行するのがおすすめです。
全ネット通販…VIASOカード(全ショップで2~11.5%)
国際ブランド | Master Card |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA |
Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場などの特定のネット通販だけでなく、全体的なネットショッピングの還元率でいうなら、「三菱UFJニコス VIASOカード」は、特におすすめのクレジットカードといえます。VIASOカードは、ネット通販で下のような「ポイントの三重取り」が可能です。
- VIASOカード決済…0.5%
- VIASO eショップ経由で付くポイント…1.0%
- VIASO eショップの中の、各店舗のポイント…店舗による
最後の「各店舗のポイント」というのは、店舗ごとに下のようになっています。VIASO eショップはいわば「中継地点」で、そこからさまざまなネット通販にジャンプできるのです。
Amazon | 0.5% |
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Yahoo!ショッピング | 1.0% |
楽天市場 | 1.0% |
ポンポレモール | 1.0% |
まず、上記が主だった店舗のポイントです。これは三重取りの中の「3つ目のステップ」のみです。これに「VIASOカード決済…0.5%」「VIASO eショップ経由のボーナスポイント(店舗関係なし)…1.0%」を合わせると、それぞれのネットショップで下のような還元率となります。
- Amazon…2.0%
- Yahoo!ショッピング…2.5%
- 楽天市場…2.5%
- ポンパレモール…2.5%
このように、主要なネットショップですべて「2.0%~2.5%」の高還元率になるのです。これだけでも「ネット通販全般で特に高還元のクレジットカード」というのがわかるでしょう。
その他のあらゆるジャンルのネット通販で高還元
VIASO eショップを経由すると、あらゆるジャンルの企業の商品を購入できます。まず、特に知名度の高いショップの還元率(VIASOカード決済などの条件、すべてのトータル)をまとめると、下のようになります。
タワーレコード | 5.0% |
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紀伊國屋書店ウェブストア | 4.5% |
ソニーミュージック | 3.5% |
ローチケHMV | 3.5% |
ケーズデンキ | 2.5% |
高島屋オンラインストア | 2.5% |
伊勢丹オンラインストア | 2.5% |
アップルオンラインストア | 2.5% |
TSUTAYAオンラインショッピング | 2.5% |
特に還元率が高いのはピザのオンライン注文で、下のようになっています。
ピザハットオンライン | 6.5% |
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ドミノ・ピザ | 5.5% |
ピザーラ(PIZZA-LA) | 6.5% |
宅配ピザをよく利用するという方には、VIASOカードは特にお得な高還元カードと言えるでしょう。その他、合計11.5%還元されるのは下のような店舗・企業になります。
- 山田養蜂場
- 伊藤園
- ニチレイフーズ
- LIZ LISA(リズリサ)
- ロート製薬
若い女性にとって、LIZ LISAで11.5%還元というのは大きいでしょう。また、サプリメントなどでロート製薬の通販をよく利用するという方にも、このメリットは大きいといえます。
このように、VIASOカードはネット通販全般で非常に高還元なクレジットカードとなっています。
- VIASOカードで決済する
- VIASO eショップの会員登録をする
- 個別のショップでも会員登録をする
上記3点の条件が必要となりますが、それだけでここまで書いたような高還元になるわけですから、少しの手間をかける価値は十分にあるでしょう。ネット通販をよく利用する方は、ぜひVIASOカードをチェックしてみて下さい。
携帯電話・スマホの通話料金で高還元率のクレジットカード4選
クレジットカードのポイントやマイルは、無理に買い物をして貯めても意味がありません。「もともと買うことが決まっているもの」で効率的に貯めるのが理想です。
その点「携帯料金の支払い」は、誰でも毎月定額を払うものです。それで効率的にポイントが貯まるのであれば、無駄な支出もなく非常にお得です。ここでは、携帯電話やスマートフォンの通話料金で高還元となるクレジットカードを紹介していきます。
au…au WALLETクレジットカード(3.0%)
国際ブランド | VISA・Master Card |
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年会費 | 初年度無料、2年目以降…1250円(税別) |
ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA・ApplePay(Master Card・QUICPayとして) |
auの利用料金の支払いで還元率最大3%
au WALLETを使ってauの通話料金を支払うと、還元率が最大3%となります。この3%という数字は、自社サービスでの還元率としては高い部類です。たとえばAmazonでAmazonマスターカードを使う場合、還元率は1.5%~2.5%だからです。
このように高い還元率でauの利用料金を支払えるので、特にauユーザーの方々にはau WALLETはお得なクレジットカードだといえます。
各店舗で1.5%~4.0%の高還元率
auの通話料金以外でも、「au WALLETポイントアップ店」での買い物で、au WALLETクレジットカードは非常に高還元となっています。店舗ごとの還元率を一覧にすると下のようになります。
セブンイレブン | 1.5% |
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イトーヨーカドー | 1.5% |
マルイ | 1.5% |
出光(ガソリンスタンド) | 1.5% |
マツモトキヨシ | 2.0% |
かっぱ寿司 | 2.0% |
スターバックス | 4.0% |
これらはほんの一部で、まだ多くの店舗でau WALLETクレジットカードによって高いポイント還元を受けることができます。特にスターバックスでの還元率4.0%は、すべてのクレジットカードの中でもトップレベルです。スタバ好きの方にも、au WALLETクレジットカードはおすすめといえるでしょう。
SoftBank…ソフトバンクカード(0.5%、サブカード向け)
国際ブランド | VISA(プリペイド方式) |
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年会費 | 年会費無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
電子マネー・スマホ決済 | 不可 |
ソフトバンクの還元で唯一得するクレジットカード
ソフトバンクの料金の支払いでは、特にお得なカードがありません。このソフトバンクカードで「0.5%」還元されるのみです。
クレジットカードの知識がある人なら「0.5%ならどのカードでも還元されるのでは?」と思うでしょう。ここが少し複雑なので、解説します。
他のクレカからソフトバンクカードにチャージして支払う
流れで書くと、下のようにソフトバンクの料金を支払います。
- 他のクレカからソフトバンクカードにチャージ
- チャージしたソフトバンクカードで、利用料金を支払う
これで、それぞれ下のようにポイントが還元されます。
- 他のクレカからチャージ…1.0%~1.25%
- 利用料金の支払い…0.5%
1つ目の「1.0%~1.25%」というのは、ここまで紹介してきた「どこでも高還元率なクレジットカード」です。
- REXカード…1.25%
- リクルートカード…1.2%
- Orico Card THE POINT…1.0%
これらですね。これらのカードで直接ソフトバンクの料金を支払うと「1.0%~1.25%」の還元で終わってしまいます。しかし、途中でソフトバンクカードを挟むことで、ソフトバンクカードの分の0.5%がプラスされるということです。
ソフトバンクカードは完全なサブカード
上記の説明を見てもわかるかと思いますが、ソフトバンクカードは「メインカード」として持つものではありません。ソフトバンク料金の支払いなど「途中に挟むとポイントが0.5%プラスされる」という場面で使うものです。完全な「サブカード」ですね。
そもそも、ソフトバンクかどは「プリペイドカード」であって「クレジットカード」ではないのです。プリペイドカードなので「事前に入金した金額を使えるだけのカード」なんですね。たとえば「スターバックスカード」「ミスドカード」などと同じです。
プリペイドカードはクレジットカードと違って「借金でない分、使いすぎず安心」というメリットもあります。代わりに「クレジットヒストリーが蓄積されない」というデメリットもあります。
現代人だったら、クレジットヒストリーを蓄積するためにも何かしらのクレジットカードは持っておく方がいいでしょう。その点でも、ソフトバンクカードとは別に、メインカードを何か持っておくべきです。
メインカードを何にするかはさておき、ソフトバンク利用者の方で、利用料金の還元で0.5%でも得したいという方は、ソフトバンクカードをチェックしてみてください。(どちらにしても、REXカードなど他の高還元カードが必要になりますが)
NTTドコモ…dカードゴールド(10%還元)
国際ブランド | VISA・Master Card |
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年会費 | 1万円(税抜き ※初年度・2年目以降共通) |
ポイント還元率 | 1.0%~10.0% |
電子マネー・スマホ決済 | iD(一体型)・楽天Edy・nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・MasterCardコンタクトレス・ApplePay(iDとして) |
ドコモケータイ・ドコモ光の料金で10%還元
携帯電話でNTT Docomoを利用しているのであれば、dカードゴールドは特に還元率の高いクレジットカードとなります。携帯料金だけでなく、ドコモ光でも10%還元となるため、自宅のインターネットでドコモを使いたい(あるいは使っている)という方にもおすすめです。
特にスマートフォンを使っている方なら、携帯料金の月額で8000円程度払っているというケースは多いでしょう。毎月800円還元されたとすると、1年で9600円で「約1万円」となります。
「何もせず携帯を使っているだけ」で1年間に約1万円もらえると考えると、ドコモの携帯を使っている方にはメリットの大きいカードだといえます。同様にドコモ光も10%の還元が1年続いたら、かなりのメリットになるでしょう。
ポイントはdポイントで還元、どこで使える?
dカードゴールドのポイントは「dポイント」(ディーポイント)で還元されます。気になるのは「dポイントはどこで使えるのか」という点でしょう。主なジャンルごとに店舗を一覧にすると、下の通りです。
- コンビニ…ローソン
- ファーストフード…マクドナルド
- 音楽…タワーレコード
- デパート…高島屋
- 紳士服…アオキ
- カフェ…サンマルクカフェ
- 寿司屋…かっぱ寿司
- 映画館…イオンシネマ
- レンタカー…オリックスレンタカー
- 美容院…EARTH(アース)
多くの人が知っているチェーン店では、上記のようになります。筆者の印象では、各ジャンルでこれら以外の有名店はあまりない、という感じです。(有名かどうかの基準は人によるので、あくまで印象ですが)
この店舗一覧を見て「これらで年間数万円は確実に使う」という自信があれば、dポイントを貯めるメリットは大きいといえます。
dポイントはPontaポイントに等価交換できる
もし上記の一覧を見て「あまり使わないな」と思ったら、Pontaポイントに交換する手もあります。dポイントとPontaポイントは「お互い1P=1P」で等価交換できます。
Pontaポイントであれば、たとえば美容院ならホットペッパービューティーを経由して、全国各地すべての美容院で利用できます。同じく飲食店も、ホットペッパーグルメを経由すれば個人店も含めてすべての飲食店で使えます。
美容院(理髪店)と飲食店が合わされば、年間数万円は確実に使うでしょう。「dポイントとして使わない場合は、Pontaポイントに交換して使う」と考えれば、dカードゴールドの高還元は、しっかり活用できるかと思います。
楽天モバイル…楽天プレミアムカード(月額基本料割引)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 10000円(税別)※初年度、2年目以降とも |
ポイント還元率 | 1.0%~10.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy(一体型)・nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・ApplePay(QUICPayとして) |
楽天モバイルの月額基本料が、毎月500円オフ
楽天プレミアムカードを持っていると、楽天モバイルの月額基本料金が500円割引となります。正確には楽天会員ランクがダイヤモンドというのが条件です。
ただ楽天プレミアムカードを持つような人なら多くがダイヤモンドになっているので、この点は特に難しい条件ではないでしょう。毎月500円割引されると、年間で6,000円の節約になります。携帯電話で楽天モバイルを利用している方には、このメリットは大きいでしょう。
楽天カードラウンジ(Rakuten Cardラウンジ)を利用可能
楽天カードラウンジは「楽天カード会員専用のラウンジ」です。ハワイ・ワイキキの中心部「T ギャラリア ハワイ by DFS」の中にあるラウンジで、ハワイ・ワイキキ旅行では非常に役立つ快適なラウンジです。
クレジットカードのサービスでよくある空港ラウンジのように「どの会社のゴールドカード会員でも使える」というものではないので、混み合うこともありません。日本語対応はもちろん、ベビーカーの無料貸出などあらゆるサービスが充実しています。
特にハワイ旅行が好きな方には、このラウンジが使えることも楽天プレミアムカードのメリットといえます。
マイル還元率が高い、航空系・旅行系クレジットカード4選
ポイントではなくマイルが還元されるクレジットカードも多くあります。マイルは特に航空券の支払いに充当する場合、ポイントよりもお得になります(実質還元率が高くなります)。
ここではそのようなマイルが多く貯まるクレジットカードを紹介していきます。
JALカード…JALマイルの還元率が10%
国際ブランド | VISA・Master Card |
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年会費 | 初年度無料…2年目以降…2000円(税抜) |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・WAON(ワオン)・SMART ICOCA・モバイルSuica(いずれも一体型ではない)、ApplePay対応…QUICPayが利用可 |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
JALマイルの還元率が10%
JALカードは、JAL便をよく利用する方なら特に還元率が高いクレジットカードです。ボーナス区間マイルが10%プラスされるという条件で、簡単に言えば「マイル還元率10%」ということです。
JALカードでJALマイルを貯める場合、年間の支出をすべて集中させれば、最低1回は海外旅行の航空券が無料になるとされています。安ければ韓国・台湾・中国、高ければ東南アジアやそれより遠い場所のフライトが無料になります。
「年間の支出」といっても人によって大幅に異なりますが、「日本人の平均的な一人暮らし」の生活費だと思ってください。「毎年海外旅行がタダ」「しかもLCCでなくJALのフライト」と思えば、かなりの特典でしょう。
(LCC=格安航空は、アテンダントの方々の対応は非常に良いのですが、やはり座席のクオリティなどハード面で、JAL・ANAの方が良いかと思います)
「JALマイル還元率10%」というのをもう少し具体的にいうと、「毎年1回、ヨーロッパやアメリカに旅行する人なら、4万円は得する」ということです。これらの場所のフライトは、JALで行くと往復で40万円程度はします。便や国・地域にもよりますが、40万円の10%で4万円分得するということです。
これも「いや、アメリカやヨーロッパまで行かない」「行くとしても、格安航空で20万円台で行く」という方もいるでしょう。そのような方の場合はメリットが薄れますが、「JALかANAでこれらの地域に行きたい」という方には、メリットが大きいといえます。
ANAカード…マイレージ10%プラス、ショップで5%割引
国際ブランド | VISA |
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年会費 | 初年度無料、2年目以降…2000円(税抜) |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…楽天Edy・iD/一体型ではないがチャージ可能…nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCA・PiTaPa(ピタパ)/ApplePay対応…iDが利用可能 |
ポイント還元率 | 0.3%~1.0% |
ANA搭乗マイレージが10%プラス
ANAのフライトを利用すると「区間基本マイレージ」というものが付きます。ANAカードでそのフライトの支払いをすると、マイレージが10%多くなります。つまり、実質「10%還元」ということです。
この還元率はJALカードでJALマイルを貯める場合と互角です。後は「JALが好きか、ANAが好きか」の違いになります。
空港のANAショップ・免税店で5%割引
ANAカードを持っていると、空港内にある「ANA DUTY FREE SHOP」(免税店)で、5%割引の優待を受けられます。免税店ではブランド品などの高額な買い物をする方も多いでしょう。その時に5%オフとなるのは大きなメリットです。
特に免税店で買い物をする方の場合、マイル系カードの中でも、ANAカードはおすすめと言えます。
SPGアメックス…最大5%、JAL・ANA含む36社対応
国際ブランド | AMEX |
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年会費 | 31000円(税別) |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…American Express Contactless/チャージのみ可能…楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA・QUICPay・QUICPayプラス/ApplePay対応…QUICPay・AMEXコンタクトレスで利用可能(iDは不可) |
ポイント還元率 | 1.33%~6.0% |
JAL・ANAにこだわらずマイルを貯めたい人に
SPGアメックスは「マイル還元率最強」と言われているクレジットカードです。JALマイルやANAマイルなら、それぞれJALカード・ANAカードが最強となります。
しかし、JALやANAだけでなく「すべての航空会社で通じるマイルを貯める」なら、SPGアメックスが最強ということです。SPGアメックスのマイル還元率は最大5%で、しかも36社のフライトマイルと交換できるからです。
国内・海外のホテル宿泊特典が多数
SPGアメックスを持つと、「SPGゴールド会員資格」が付与されます。SPGとは「スターウッドプリファードゲスト」の略です。スターウッドとは、世界トップの高級ホテルグループ「スターウッド・ホテル&リゾート」のことです。
そのホテルグループのゴールド会員資格が付帯するというのが、SPGアメックスのメリットです。具体的には、この会員資格で下のような特典を受けられます。
- 客室の無料アップグレード(同じ料金でより良い部屋に)
- レートチェックアウト(16時まで滞在できる)
- ウェルカムギフト&ドリンクサービス
- 無料宿泊特典(世界各地のスターウッドホテルに年間1泊可能)
他にも多くの特典がありますが、このようにマイル還元率以外でも、ホテル関係のメリットが多数あるのがSPGアメックスの人気の理由です。「飛行機で海外旅行に出かけ、高級ホテルに宿泊する」という方にとっては、ベストのクレジットカードと言えるでしょう。
ソラチカカード…陸マイラー向け、通常の買い物でマイルが貯まりやすい
国際ブランド | JCB |
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年会費 | 初年度無料、2年目以降…2000円(税別) |
ポイント還元率 | 0.35%~2.5% |
電子マネー・スマホ決済 | Pasmo・QUICPay・QUICPayプラス・nanaco・モバイルSuica・ピタパ・SMART ICOCA・Speedpass・ApplePay(QUICPayとして)※パスモは一体型 |
地下鉄・電車の利用でマイルが貯まる
ソラチカカードの正式名称は「ANA To Me CARD PASMO JCB」です。この「To Me CARD」は東京メトロが提供するクレジットカードのシリーズです。
つまり、ソラチカカードは「地下鉄系カード」です。実際、地下鉄を含む首都圏の交通系電子マネーであるPasmo(パスモ)と一体型になっています。
東京メトロの定期券としても使えるため、「毎日の通勤・通学でマイルを貯める」のにぴったりなクレジットカードです。JR東日本の「ビュースイカ・カード」もポイントは貯まりますが、マイルはたまりません。
「陸の乗り物でマイルを貯めるなら、ソラチカカード」ということですね。「ソラ…ANA、チカ…地下鉄(東京メトロ)」というネーミング通りのメリットとなっています。
もちろん、もともと東京メトロのクレジットカードなので、ANAマイルだけでなく「メトロポイント」も貯まりやすくなっています。また、JCBを国際ブランドに採用しているため、JCBのポイントプログラムである「Oki Dokiポイント」が貯まりやすいのもメリットです。
特に東京メトロをよく利用している方は、マイル還元率の高いカードとしては、ソラチカカードを選ぶのがいいでしょう。
特定条件で高還元率 or おすすめのクレジットカード5選
基本的にクレジットカードの還元率が高くなるのは「特定の条件で」ということが多いです。ここまでは「店舗別・ネット通販別」などの基準で、それらをまとめてきました。
ここからは、そうした基準に分類できなかったもので、おすすめの高還元率クレジットカードを紹介していきます。
ライフカード…誕生月でナンバーワン、3%還元
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.5% |
電子マネー・スマホ決済 | iD・nanaco・楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA・ApplePay(iDとして) |
誕生月の還元率3%、サブカードとしておすすめ
誕生日の月のみ還元率が高くなるクレジットカードは多くありますが、その中でもライフカードの還元率は3%と、一番高くなっています。以前は5%で「改悪」されて3%になったものですが、それでも依然として全てのクレジットカードの中で最高であることは間違いありません。
誕生月はいいレストランで食事をしたり、どこかに遠出するということも多いでしょう。そのように出費の多い誕生月に還元率が高くなるのは大きなメリットです。
発行しやすい(審査に通りやすい)のもメリット
ライフカード株式会社は消費者金融大手のアイフルの子会社です。そのため「消費者金融系のクレジットカード」と呼ばれており、比較的審査に通りやすいとされています。
もちろん「審査が甘い・ゆるい」ということはないのですが、三井住友カードなどの「銀行系」と比べると「銀行系は落ちたけどライフカードは通った」という口コミが多く見られるのも事実です。
「高還元率のクレジットカードが欲しいけど、審査落ちは嫌だ」という場合、ライフカードから申し込んでみるのもいいかもしれません。特にライフカードは、サブカードとして持つ人が多いので「他のクレジットカードの審査との間隔があまり空いていなくても良い」というメリットがあります。
ビュー・スイカ…電車の通勤・通学でお得(1.5%)
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 実質無料(年会費は初年度も2年目以降も477円。しかし、WEB明細利用で600ポイントもらえるので、実質無料) |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…Suica/チャージのみ可能…楽天Edy |
還元率 | 0.5%~1.92% |
JR東日本のサービスすべてで還元率1.5%
交通系電子マネーのSuica(スイカ)を発行するJR東日本は「ビューカード」というクレジットカードのシリーズを発行しています。その一番基本となるカードが「ビュースイカ・カード」です。
ビュースイカ・カードを使ってJR東日本の下のような買い物をすると、すべて還元率1.5%となります。
- 乗車券(切符)
- 回数券
- 定期券
- 特急券
要は「定期券も含めて、鉄道料金全般」ということです。新幹線のような高額の運賃でも対象になりますし、定期券が対象になるのも大きいです。
定期券なら、年間で10万円程度になる方も多くいるでしょう(特に通勤定期券は高いので)。通勤・通学でJR東日本を使っている方は、ビュースイカ・カードを持つメリットが大きいと言えます。
なお、上記の商品で1.5%の還元がされるのは、下の場所や方法で購入した場合です。
- みどりの窓口
- びゅうプラザ
- 各種券売機
- モバイルSuica
- 携帯電話(スマートフォン含む)
基本的には「普通に買ったら1.5%還元」と考えていいでしょう。例えば「旅行代理店を通して新幹線のチケットを買う」などの場合は、対象とならない可能性があります。
イオン×NEXCOカード…高速道路利用で1~20%の還元率
国際ブランド | VISA・Master Card・JCB |
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年会費 | 無料 |
発行期間 | 約3週間 |
還元率 | 0.6% |
電子マネー・スマホ決済 | Suica・iD(WAON一体型ならWAONも) |
高速道路料金が最大20%オフ
「イオン E-NEXCO passカード」は、高速道路を管理する会社であるNEXCOと、イオンカードが提携して発行するクレジットカードです。すべての高速道路料金で「0.5%の還元」となりますが、カードの種類と高速道路の場所に応じて、下のような割引があります。
イオン E-NEXCO passカード | NEXCO東日本エリアのSA、PAで還元率1.0% |
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イオン 首都高カード | 首都高速道路で、日曜日20%割引 |
イオンNEXCO中日本カード | 中日本高速道路で、還元率1.0% |
イオン THRU WAYカード(WAON一体型) | 阪神高速道路で、日曜日の還元率5% |
上記のように、4種類の「イオン×NEXCO」のカードがあり、それぞれの還元率や条件が異なっています。これを見るとイオン E-NEXCO passカード(WAON一体型)はエリアが広い代わりにそれほど得ではないというのがわかるでしょう。
サービスエリア・パーキングエリア限定ですし、しかも1%ですからね。1%なら「常時還元率1%」というクレジットカードが多くあるので、それらを利用した方がいいわけです。(特にREXカード・リクルートカードなら1.2%以上です)
大きいのはエリアを限定された「首都高カード」「THRU WAYカード」の還元率です。中日本カードもPAやSAに限定されず高速料金全部に適用されるのはいいのですが、1.0%はやはり高還元率とはいえません。
「NEXCO東日本のPA・SAをよく利用する」という方なら「イオン E-NEXCO passカード」がいいでしょうが、そうでない場合はそれぞれのエリアでお得なNEXCOカードを発行するのがいいでしょう。
三井住友VISAデビュープラスカード…学生・新社会人におすすめ
国際ブランド | VISA |
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年会費 | 初年度無料、2年目以降…1250円(税別) |
ポイント還元率 | 0.6%~1.5% |
電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy・iD・nanaco・SMART ICOCA・モバイルSuica・VISA payWave・ApplePay(iDとして) |
18歳~25歳限定、学生・新社会人におすすめ
三井住友VISAデビュープラスカードは「デビュー」という文字からも分かる通り、主に学生や新社会人におすすめのカードです。おすすめの理由は下の通りです。
- 完全若者向けなので、この年代でも審査に通りやすい
- VISAなので使いやすい(国際ブランドで一番利便性が高いのはVISA)
- 三井住友カードで蓄積した信用は、他のクレカの審査でも有利になりやすい
3つ目の「三井住友カードでの信用」ですが、三井住友カードは、他社のVISAカードも大量に発行しているのです。三井住友カードは「日本のVISAの総本山」というべきカード会社であり、多くのVISAカードが同社から発行されています。
つまり、それらのVISAカードの審査を受けようとした時、三井住友VISAデビュープラスカードなどで「三井住友カードでのクレジットヒストリー」を積んでおくと、審査で有利になる(ことが多い)のです。
若いうちはまだクレジットヒストリーが乏しいものですが、三井住友VISAデビュープラスカードで早いうちから信用を積み重ねておくと、社会人になってからあらゆる借り入れ(自動車ローンや住宅ローンも含む)で有利になるでしょう。
ポイント還元率については普通
三井住友VISAデビュープラスカードはあくまで「25才以下の学生・新社会人におすすめ」というカードであり、還元率は普通です。還元率が高くて学生でも比較的作りやすいカードといえば、楽天カード・アカデミー(学生用)になります。
ただ、学生の場合それほど買い物をしませんし、限度額もほとんどもらえません。最初は10万円か20万円程度からのスタートです。そのため、還元率はそれほど意識しなくてもいいでしょう。
「クレジットカードのことはよくわからないけど、総合的に一番いいカードがいい」ということであれば、25才以下の方には三井住友VISAデビュープラスカードをおすすめします。
三井住友VISAクラシック…「還元率はメリットが薄い」と感じた場合
国際ブランド | VISA(Master Cardもあり) |
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年会費 | 実質無料 |
ポイント還元率 | 0.3%~1.0% |
電子マネー・スマホ決済 | 一体型…iD、チャージ・スマホ端末で利用可能…WAON |
還元率は普通だが、総合的におすすめのクレジットカード
クラシックカードだけでなく、三井住友VISAカードは「還元率はすべて普通」です。それでもこの記事で紹介するのは、ここまで高還元のカードの紹介を見てきて「還元率って、あまり意味なくね?」と感じる方もいるはずだからです。
- それほど買い物しない
- しかも、特定の買い物に偏っていない
- 電子マネーにも興味がない
- 飛行機も乗らない(マイルを貯める意味がない)
このような方だと、確かに「高還元のクレジットカード」を持っても、あまり意味はありません。こうした方の場合「還元率を抜きにして、総合的にすぐれたクレジットカード」を持つのがいいでしょう。その場合、ゴールドカードでない一般カードだったら「三井住友VISAクラシックカード」となります。
三井住友VISAクラシックカードがおすすめの理由
三井住友VISAクラシックカードを含めて、三井住友VISAカードが総合的におすすめの理由は下の通りです。
- VISAなので決済しやすい(他の国際ブランドが使える場所は、ほぼすべてVISAも使える)
- 三井住友VISAはあらゆるVISAカードを発行している会社なので、今後のVISAカードの審査で有利になる
基本的に「三井住友VISAデビュープラスカード」の部分で解説してきた内容と同じです。キーワードだけ書くと下のようになります。
- VISAなので便利
- 今後のVISAの審査で有利
要は、「カードが何でもいいならVISAが一番だし、VISAなら三井住友カードが一番」ということです。あくまで「何でもいい状態で、どうしても一枚だけ選ぶなら」ということです。
還元率も含めて、こだわりがないならクレジットカードはどれでもいい
実は、還元率にも国際ブランド(VISA・Masterなど)にもこだわりがないなら、クレジットカードはどれでもいいのです。何らかの理由でカードが必要なら「落ちないクレジットカード」が一番大事なので、審査の通りやすさで選ぶのも1つの手でしょう。
- セゾンカード・インターナショナル
- エポスカード
- ライフカード
上記のクレジットカードは、比較的審査に通りやすいといわれています。また、一番審査に通りやすいのはアコムが発行する「ACマスターカード」です。
「三井住友カードだと審査に落ちるかも」と思う場合は、これらのカードで申し込むようにしてください。(特にセゾンカードとエポスカード・ACマスターカードは即日発行もできます)
新規発行停止となった高還元率クレジットカード
還元率が高いクレジットカードの中には、新規発行が停止されてしまったものもあります。それらのカードについてもまだ、一部の情報サイトで「高還元カード」として紹介されています。
「古い情報が残っていても、現時点では作れないカードがある」ということを知っていただくために、「今は発行できない高還元のクレジットカード」もまとめていきます。
漢方スタイルクラブカード(KAMPO STYLE CLUB CARD)
漢方スタイルクラブカードは、長らく「高還元率カードの代表」とされてきました。しかし、何度かの「改悪」を経て、現在では新規発行が停止されています。
漢方スタイルクラブカードの還元率は1.5%で、もし現在も発行が続いていれば、リクルートカードやREXカードを抜いてトップです。そのようにポイントが貯まりやすいカードだったため、廃止された時には多くのクレジットカードマニアが遺憾の意を表明していました。
2018年3月現在、漢方スタイルクラブカードのような高還元率カードが欲しい場合には、REXカードかリクルートカードを発行するようにしてください。
REXカードライト(REX Card Lite)
REXカードのラインナップの一つに「REXカードライト」というものもありました。前半で紹介したREX CARD同様、1.25%という高還元率のクレジットカードでしたが、2018年3月末時点で、新規募集が停止されています。
このREXカードライトも、REXカードと同じく最初は「1.75%」という還元率でした。それが1.5%になり1.25%まで下がった(改悪された)という経緯があります。
REX CARDは生き残っていますが、REXカードライトの方はなくなってしまいました。このように、高還元率クレジットカードは全体的に減少・改悪傾向にあります。
「高還元率のカードを生かしてポイント・マイルを貯めたい」ということであれば、それぞれのカードの還元率が高いうちに発行し、その恩恵を受けた方がいいかもしれません。
(たとえば数年間使う数十万円の家電製品だったら、改悪前に買うか後で買うかで、もらえるポイントの数が大きく違ってくるでしょう)
何はともあれ、REXカードライトについては現時点では新規発行ができません。通常のREX CARDに申し込むようにして下さい。
高還元率クレジットカードに関する補足知識・よくある質問
還元率が高いクレジットカードを探すに当たって、知っておくと役立つ知識は多くあります。ここではそれらの一部や、よくある質問についてまとめます。
各電子マネーへのチャージで高還元率のクレジットカードは?
電子マネーの種類ごとに、チャージでの還元率が高いクレジットカードを一覧にすると、下のようになります。
Suica(スイカ) | ビューカード全般 |
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楽天Edy(エディ) | 楽天カード全般 |
WAON(ワオン) | イオンカード全般 |
nanaco(ナナコ) | セブンカード全般 |
QUICPay | Orico Card THE POINT全般 |
iD | Orico Card THE POINT全般 |
基本的にどの電子マネーでも「その発行会社のクレジットカード」が有利になります。セブンカードは「全般」と書きましたが、2018年3月末時点では「セブンカードプラス」1種類しか発行されていません。(一応増えるかも知れないので、全般としています)
Orico Card THE POINTについては「通常・アプティ・プレミアムゴールド」という3種類があります。そのいずれでも、QUICPay・iDへのチャージでお得になります。Orico Card THE POINTがiD・QUICPayの両方で入っているのは、もともとの常時還元率が高いためです。
こうした電子マネーチャージの還元率も含めて、電子マネー一体型のクレジットカードのメリットは下の記事で紹介しています。よろしければこちらも参考になさってみて下さい。
ETC利用で還元率が高いクレジットカードは?
ETC利用の還元率が特に高いカードは特にありません。通常の還元率がそのままETCの還元率になるということがほとんどです。
一応、イオンNEXCOカードなら、首都高や阪神高速道路などのエリアに応じて最大20%割引などの特典があります。ETC利用ではありませんが「要は高速の利用で得したい」ということであれば、イオンNEXCOカードがおすすめでしょう。
高速道路料金の割引以外の要素でETCカードを比較する場合は、下の記事を参考にしていただけたらと思います。
ポイント還元率ゼロ(なし)のクレジットカードはある?
クレジットカードのほとんどは、何らかのポイント・マイルの還元があります。しかし、まったく何も還元がないのがアコムのACマスターカードです。
もちろん、これは悪いことではなく「無駄を削ぎ落としてキャッシング機能に集中している」という点で、非常にいいスタンスだといえます。ACマスターカードはショッピングにも使えますが、多くの人はキャッシングをメインとして使っているからです。
個人事業主カード・法人カードでもポイントの還元はある?
ビジネス専用の個人事業主カードや法人カードでも、ポイントやマイルが付きます。ただし、還元率は高くても0.6%~1.0%前後と、個人カードより厳しいという点のみ理解してください。
ただ、ビジネスカードは利用金額も自然と大きくなるので、それでも十分なポイントが貯まります。ビジネスカードが欲しい方の中でも、フリーランスとして働いている方は、下の記事も参考になさってみて下さい。
公務員限定クレジットカードは、還元率は低いが特典が多い
クレジットカードで還元率を求める理由は「お得にカードを利用したい」ということでしょう。その場合、割引優待などの特典も、ポイントの還元に匹敵するメリットといえます。
その点、公務員だったら「公務員限定のクレジットカード」も多くあり、それらの特典を受けることができます。公務員限定カードについては、下の記事で詳しくまとめています。
公務員の方はすでにご存知かもしれませんが、まだ知らないという方(あるいは公務員をこれから目指す方)がいれば、参考になさってみてください。
まとめ
以上、おすすめの高還元率クレジットカードを、支払いの内容ごとにまとめてきました。どのカードでも言えることはポイントやマイルを貯めるために不要な支出を増やしたら意味がないということです。
- あくまで「必要な買い物」をする
- それでポイントやマイルが貯まるカードを選ぶ
上記の基本をよく意識して、ご自身のライフスタイルにあった高還元カードを選んでください。(もちろん、ポイントやマイルを貯めるのが趣味の場合は、不要な出費が増えてもかまいませんが)