シニア層の親のスマホデビューには格安スマホがおすすめ!安い料金と安心のサポート体制でスマホを始めよう

スマホの普及がどんどん進み、シニア層にもスマホユーザーは増えつつあります。
一方で、毎月の利用料金の高さや、新しい機械の操作方法を習得することへの不安などもあり、それらがスマホデビューへの敷居の高さともなっています。
しかし、格安スマホ(格安SIM)を活用すれば、これらの問題を解決してスマホデビューも容易になります。
今回は、数多くの格安スマホ会社のうち、親世代、シニア世代にとくにおすすめしたいサービスを厳選してご紹介します。
孫とのコミュニケーションのためにスマホに乗り換えたいシニアユーザーや、連絡を取りやすくするために親にスマホを持たせたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

親世代のシニアにこそスマホを持ってもらいたい

総務省が平成30年7月に発表した「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によれば、全年代を通じたスマホの利用率はついに80%を超え、ほとんどの人にとって「ケータイ=スマホ」という図式が定着しています。
一方で、60代以上に限るとスマホの利用率は45.1%と他世代に比べてかなり低く、またガラケーの利用率(51.6%)よりも低くなっています。

シニア層でスマホの普及が遅れている背景には、「新しい機械の使い方を覚えられるか不安」「電話が使えれば十分なので、わざわざガラケーからスマホに乗り換えるほどでもない」など、さまざまな理由が考えられますが、じつは親世代のシニアにこそスマホというモバイル機器がおすすめなのです。

  • 画面が大きくて操作しやすい
  • 孫の写真や動画をいつでも見られる
  • ビデオ通話やメッセージアプリで連絡が取りやすくなる

画面が大きくて操作しやすい

新しい機械ということで、とくにシニアにとっては「スマホって難しそう」という印象が強くなりがちです。
ですが、たくさんのアプリを使いこなそうとすれば確かに難しいものの、じつは基本的な操作そのものはガラケーよりもスマホの方が簡単なのです。

まず、最近のスマホは6インチサイズの画面が主流であるため、ガラケーに比べて非常に見やすいというメリットがあります。ケータイを見るたびに老眼鏡を用意するシニアは少なくありませんが、スマホの大きな画面で文字サイズも大きくしておけば、それだけでかなり見やすくなります。

また、操作性に関しても、ガラケーの小さなボタンよりもスマホの大きな画面をタッチする方が操作しやすく、そのあたりもシニアにこそおすすめの理由となっています。

孫の写真や動画をいつでも見られる

シニアがスマホを持つ理由、あるいはスマホにして良かったと感じる点のひとつが、孫の写真や動画をいつでも見られる、それも大きな画面で楽しめるということ。
子どもにとっても、撮影した自分の子(親にとっての孫)の写真や動画をすぐに送れるため、互いにスマホを使っていると非常に便利です。

理由としては非常にありがちですが、実際、筆者の両親もこのパターンでスマホに乗り換え、いつの間にか使いこなせるようになりました。
ガラケーでは味わえなかった喜びと楽しみであり、シニアがスマホを持つ大きな理由となるでしょう。

ビデオ通話やメッセージアプリで連絡が取りやすくなる

電話だけならば確かにガラケーでも事足りますが、スマホにすればそれ以外のコミュニケーションも容易になります。

ビデオ通話ならば、親にとっては孫とのコミュニケーションの時間になり、子どもにとっても親の顔と状況を確認して安心できる要素になります。
メッセージアプリも使えるようになれば、電話がつながらない場合でも連絡が取りやすくなるため、とくに遠方に暮らす親にはスマホを持ってもらいたいところでしょう。

親のスマホデビューに格安スマホがおすすめな理由

スマホにはシニアにとっても多くのメリットがある一方で、「料金が高くなるのでは…」「操作が難しそうで不安…」などの心配事もあります。

これらの不安は、格安スマホ(格安SIM)を活用すればほぼ問題なく解決できます。
格安スマホは、親世代のシニアのスマホデビューにまさに最適な選択肢なのです。

  • 料金が安いので安心
  • 格安でもサポートが充実
  • 音声通話SIMを選べば、もちろん普通の電話もOK
  • 端末のセット販売の他、お古のスマホも活用できる

「年金暮らしだし高いのはちょっと…」料金が安いので安心

大手キャリアでスマホを利用すると、おおよそ毎月7000円~8000円程度の利用料金になります。
これは、とくに年金暮らしのシニア層にとっては大きな負担になってしまいます。

一方で、格安スマホでは毎月2000円~3000円程度の利用料金になる人が多く、若者ほどの使用量と使用時間にならないシニアならば毎月2000円以下、使い方によっては1000円程度での利用が可能です。

格安スマホならば、大手キャリアのガラケー専用のプランと比べても同じレベル、あるいはさらに安い料金でスマホを持つことができるので家計面も安心です。

「操作が覚えられるか不安…」格安でもサポートが充実

料金と並んで大きな不安要素となっているのが、操作が覚えられるのか、あるいは操作がわからなくなったりトラブルがあったときにサポートしてもらえるのかといった点です。

「格安スマホ」という呼び方から、サポート面が弱いのではないかという印象もあることでしょう。実際、格安スマホ会社の多くは実店舗を持たず、サポートもあまりない、あるいはチャットのみといったところもあります。

しかし、格安スマホであっても、中には非常にサポートが充実しているところもあります。
実店舗で申し込みやサポートが受けられる他、自宅への出張サポート、スマホ画面のボタンをタップするだけで受けられるサポートなど、とくにシニアに嬉しいサポートサービスが用意されています。

こうしたサポート体制の整った格安スマホ会社であれば、大手キャリアと同等あるいはそれ以上に安心してスマホに乗り換えることができるのです。

音声通話SIMを選べば、もちろん普通の電話もOK

データ通信の用途で取り上げられることも多い格安スマホですが、もちろん普通の電話も問題なく利用できます。
格安スマホには「音声通話付きプラン」「データ通信専用プラン」の2タイプがあり、「音声通話付きプラン」ならば通常の090/080番号での電話ができるのです。

最近は、あえて「データ通信専用プラン」を選んでLINE通話などで済ませるという使い方もありますが、おもにガラケーから乗り換えることになるシニアにとっては、基本的に「音声通話付きプラン」がおすすめです。

端末のセット販売の他、お古のスマホも活用できる

「安い分、自分でやらなければならないことが多い」というのは、格安スマホのデメリットとして良く挙げられる点のひとつです。

しかし、格安スマホは端末のセット販売もしており、このセット販売を利用すれば面倒な初期設定は必要ありません。
中でも「かんたんスマホ」のようにシニア向けのスマホ端末とアプリをセットにしたものならば、最初の設定が不要なだけでなく、使いやすさおよびサポートも充実しているので非常におすすめです。

また、格安スマホの端末セット販売には、大手キャリアのような複雑な割引の仕組みはないため、料金がわかりやすいのも特徴です。

もちろん、必ずしもセット販売を利用する必要はありません。
格安スマホでは自分で用意したスマホ端末も利用できるので、子どもが機種変更などで使わなくなったお古のスマホを親に持たせるようなこともできます。
この場合、これまで使っていた機種だけに使い方を教えるのも容易であり、さらに端末料金を節約できるというメリットもあります。

シニアにおすすめの格安スマホ会社4選

先述したとおり、格安スマホの中にはサポート面が弱かったり、自分ですべきことが多いサービスもあります。
そのため、すべての格安スマホがシニアのスマホデビューに適しているわけではありません。

今回は、とくに親世代のシニア層におすすめの格安スマホ会社4社を、それぞれの特徴とともにご紹介します。

  • Y!mobile
  • TONEモバイル
  • 楽天モバイル
  • LINEモバイル

Y!mobile:豊富な実店舗でのサポートと「かんたんスマホ」がおすすめ

ソフトバンクグループが提供する「Y!mobile(ワイモバイル)」は、正確にはMVNOではなくサブブランドという位置づけになりますが、ここでは格安スマホのひとつとしてご紹介します。

Y!mobileの最大の特徴は、全国に約1000か所のワイモバイルショップおよび4000か所の取扱店舗があるという点。実店舗にて申し込みやサポートが受けられるため、格安スマホの中でもとくにサポート面の安心感に優れています。

シニアのスマホデビューにおすすめの「かんたんスマホ」なら、60歳以上国内電話かけ放題

サポート面の安心感に加えて、とくにY!mobileをシニアにおすすめしたい理由が「かんたんスマホ」の存在です。
専用機種(京セラ705KC)に、LINEや迷惑電話・迷惑メール対策など必要なアプリがすでにインストールされているため、買ってすぐに使えるのが特徴。
また、3つの物理ボタン(電話/ホーム/メール)を備えているため、ガラケーに慣れている人でも乗り換えやすくなっています。

シニア向けのサポート体制も充実しており、あらかじめ用意されている「サポート」ボタンを押すだけで、操作に困ったときにスマホが自己解決してくれます。それでも解決しない場合はサポート窓口へと無料で電話連絡できるので、身近に操作方法を聞ける相手がいないようなシニアでも安心ですね。

さらに、60歳以上のシニアユーザーであれば国内電話が完全かけ放題になるのも大きな特徴。
メールやメッセージアプリよりも、やっぱり電話を基本に使いたいという人にとくにおすすめです。

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TONEモバイル:安さに加えて店舗やリモートでのサポートが充実

TSUTAYAが提供するMVNOサービスである「TONEモバイル」は、とくにシニアや子どもに向けたサービスという特徴があります。

月額1000円(+端末料金)から使い放題

通信速度を500kbps程度の中速域に抑える一方で、月額1000円で容量制限なしに使い放題になるのがTONEモバイルの特徴です(端末代19800円は別途必要・分割可)。
ただし、基本的な電話番号は050になるため、MNPを含めて090番号を使うためには別途月額950円のオプション料金が必要になります。

店舗でのアフターサポートに加えて「置くだけサポート」「遠隔サポート」も受けられる

シニア層もターゲットにしているだけあり、サポート体制が充実しているのもTONEモバイルの特徴です。
TSUTAYAをはじめとするTONEモバイル取扱店舗では購入後のサポートも受けられる他、もちろん電話でのサポートもOK。

さらに特徴的なのが、箱にスマホを置くだけで修復してくれる「置くだけサポート」や、電話越しにオペレーターがスマホを遠隔操作して教えてくれる「遠隔サポート」なども受けられます。

スマホに乗り換えても操作が覚えられるか不安という人にとっては、非常に安心できるサービスと言えるでしょう。

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楽天モバイル:全国の楽天モバイルショップに加えて自宅出張申込もあるので安心

お馴染み楽天グループによるMVNOサービスである「楽天モバイル」は、現状で格安スマホ契約数No.1という人気を誇っています。
また、楽天の知名度の高さや、4番目の大手キャリアになるという安心感もあるでしょう。

店舗の他、設定サポート付きの自宅出張申込も可能

楽天モバイルもY!mobile同様、豊富な実店舗があるのが特徴です。
店舗でいろいろな質問や相談ができるだけでなく、自宅に出張してもらっての契約およびスマホ設定、さらにはスマホの使い方レッスンなどを受けることもできるので、スマホを使うことに不安がある人でも安心です(別途費用が必要)。

さらに、「あんしんリモートサポート(500円/月)」に加入すれば、購入後にスマホ自体やアプリの使い方などをサポートしてもらうこともできます。
複雑な操作や設定が必要な場合には、遠隔操作をしてもらうこともできるので、スマホの使い方に不安がある人にとっては非常に嬉しいサービスと言えます。

国内電話10分以内かけ放題の「スーパーホーダイ」がおすすめ

もちろんサポート面だけでなく、基本的なサービスも充実しています。
楽天モバイルの中心的な料金プランとなっている「スーパーホーダイ」ならば、10分以内の国内電話がかけ放題になるため、「ちょっとした連絡はメールやメッセージアプリよりも電話の方が便利だけど、それほど長電話をするつもりもない」といった人にはぴったり。

さらに、高速データ通信の容量を使い切っても最大1Mbpsで使い放題になるため、ライトユーザーになると考えられるほとんどのシニア層にとっては、最低容量のプランS(楽天会員かつ最低利用3年で月額1480円)で十分。毎月の利用料金についても、少ない負担でスマホデビューが可能です。

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LINEモバイル:LINEでの音声通話やビデオ通話が使い放題


子どもや孫とLINEでつながりたい、ビデオ通話などもがっつりと楽しみたいなどの場合、「LINEモバイル」が何よりもおすすめです。

LINEのサービスが使い放題に

LINEモバイルの最大の特徴が、LINEをはじめとした対象サービスのデータ通信量を消費しない「データフリー」というサービス。データ通信の料金を気にせずに好きなサービスを思う存分に使うことができます。

基本的なプランとなる「LINEフリー」では、月額1200円で音声通話SIMおよび1GBのデータ通信容量が利用できます。

データ通信容量が1GBというのは少なそうにも見えますが、LINEに関してはデータ通信量を消費しないため、LINEの利用が中心であれば十分なプランと言えるでしょう。

なお、データフリーの対象となるLINEのサービスは

  • 音声通話・ビデオ通話
  • トーク
  • 画像・動画の送受信
  • タイムライン

などになり、これらに関しては使い放題になります。
音声通話やトークはともかく、ビデオ通話はけっこうなデータ通信量になるため、子どもや孫とのビデオ通話を存分に楽しみたいのであれば、データフリーは非常に嬉しいサービスですね。

サポート面はそれほど強くないので注意

ただし、LINEモバイルは本記事で紹介した他3社に比べると、サポート面はそれほど強いとは言えません。
家電量販店や携帯販売店などのうち、LINEモバイルの取扱店舗では店頭での新規申し込みやMNP転入が可能なので、申込に関しての敷居は低いと言えるでしょう。
しかしながら、その後のサポートや解約等は店舗では受けることができず、Web経由でしか受けられないので注意が必要です。

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シニアのスマホデビューでここが気になる!格安スマホへの乗り換えQ&A

シニア層のスマホデビューは、その多くが大手キャリアのガラケーからの乗り換えと考えられます。
その際に気になるポイントについて見ていきましょう。

  • これまでの電話番号はそのまま使えるの?
  • これまでのキャリアメールはそのまま使えるの?
  • クレジットカードがなくても契約できる?

これまでの電話番号はそのまま使えるの?

まず、もっとも気になる電話番号についてですが、これは問題なくこれまでの電話番号を使用できます。
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)を使った転出/転入により、電話番号はそのままで乗り換えることができるのです。

ただし、乗り換え先のプランが090/080番号を使える音声通話プランである必要があるので、その点にだけは注意しましょう。

これまでのキャリアメールはそのまま使えるの?

キャリアメール、いわゆる携帯メールは使えなくなります。
@docomo.ne.jp/@au.com/@ezweb.ne.jp/@softbank.jpなどのキャリアメールは、そのキャリアと契約していなければ使えないため、格安スマホに乗り換えた時点で使えなくなります。

格安スマホの乗り換えた後は、Gmailなどのフリーメールに切り替えるか、格安スマホが提供するメールアドレスを利用する必要があります。

また、キャリアメールのメールアドレスを知らせている、あるいは登録している相手(友人、知人、各種サービスの登録メールなど)についは、新しいメールアドレスを知らせたり登録修正する必要があるので注意しましょう。

クレジットカードがなくても契約できる?

格安スマホの多くは実店舗を持たずオンライン申込が中心になることから、申込に際してクレジットカードが必須になるケースが目立ちます。

ですが、今回ご紹介した格安スマホ会社のうち、「Y!mobile」「楽天モバイル」「TONEモバイル」の3社は、クレジットカード以外に口座振替にも対応しているため、クレジットカードがなくても契約できます。

また、LINEモバイルは口座振替には対応していませんが、「LINE Payカード」での支払いに対応しています。「LINE Payカード」を使えば、クレジットカードがなくても契約できます。

【まとめ】シニアや親のスマホデビューには格安スマホがおすすめ、ただし会社やサービスは良く選ぼう

新しい機械ということで難しそうな印象のあるスマホですが、その使い勝手の良さは親世代のシニア層にこそおすすめです。
一方で、料金の高さや操作習得への不安もやはり残ります。
そんなシニアユーザーのスマホデビューには、格安スマホ(格安SIM)がぴったり。安さゆえにサポートの薄さなどが不安視される格安スマホですが、中には店舗でのサポートや遠隔サポートが充実したところもあり、安い料金と安心できるサポート体制を両立できるのです。
さらにはシニア向けの端末が用意されている格安スマホ会社もあり、しっかりと選べば不安もなくスマホデビューすることができるでしょう。

田舎の親にもスマホを持ってもらいたい、孫とスマホでつながって欲しいなど、親にスマホをすすめたい人はぜひ本記事を参考にして格安スマホを検討してみてください。