格安スマホの速度は本当に遅いのか?スマホ通信速度キャリア比較

格安スマホで動画はサクサク見れる?

スマホを快適に利用するために気になるのが通信速度です。スマホで動画を見ることが多い人にとって「通信速度」は特に気になる項目です。しかし「格安スマホは遅い」とよく耳にします。そこでスレスなく格安スマホで動画を楽しむために知っておきたい注意点を紹介していきます。

ストレスなくスマホが使える通信速度の目安は下り3Mbps、上り1Mbps

通話やメールの送受信、ウェブサイトの閲覧など、スマホを快適に使用するために必要な通信速度の目安は、下り(受信・ダウンロード)3Mbps、上り(送信・アップロード)1Mbpsといわれています。
またスマホでYouTubeなどの動画を見るためには、下り3Mbpsの通信速度がストレスなく楽しむことができる目安になります。そのため下り通信速度で3Mbpsを切ってしまうと、スムーズに動画再生が行えなくなってしまいます。

格安スマホは昼と夜が遅い?

格安スマホで注意したいのが通信速度が落ちる時間帯や場所があることです。
格安スマホの通信速度が遅くなりやすい時間帯は、次のような多くの人がスマホを使う時間帯になります。

  • 朝7:00~9:00の通勤・通学の時間帯
  • 12:00お昼休憩の時間帯
  • 18:00以降

また繁華街や駅周辺など、多くの人が一度にスマホを使用している環境でも通信速度が遅くなることがあります。
さらに注意したいのが、地震などの災害時です。多くの人が同時にスマホを使う環境では、回線がパンクしてつながりにくくなってしまいます。

回線混雑が起きて通信速度が遅くなってしまう程度は会社によって差がありますが、格安スマホに乗り換える際には、回線が混雑して通信速度が遅くなってしまう時間帯や場所があることを念頭に置いておいた方がよいでしょう。

格安スマホは田舎だと遅い?地域と速度の関係

格安スマホだと、「田舎や山間部だと電波が入らないのでは」と心配される方がいますが、格安スマホは田舎だから使えない、通信速度が遅い、ということはありません。
格安スマホは、docomo・au・Softbankの大手キャリアの回線を利用しています。そのため大手キャリアのスマホが使える地域であれば問題なく利用することができます。また前述したように、格安スマホでは、ユーザーが集中する時間帯や場所では通信速度が落ちてしまうデメリットがありますが、ユーザーが都会と比べて少ない田舎だと、回線が混雑しにくいため、通信速度が遅くなりにくいというメリットがあります。そのためむしろ都会より通信速度が安定していて、快適に格安スマホを利用できるといわれています。

大手キャリアと格安スマホの通信速度比較

初めて格安スマホを使おうとしている人は、これまで使用してきた大手キャリアとどれくらい使い勝手が違うのかが最も気になることでしょう。どうして格安スマホは遅くなるのか、遅いといってもどれくらい使い勝手に影響するのかを見ていきましょう。

大手キャリアに比べて格安スマホが遅くなる理由

格安スマホは、大手キャリアの回線など通信設備の一部を借りてサービスを提供しています。自社設備を持たないことで利用料を安くできているわけですが、借りている設備の容量は、大手キャリアよりもずっと小さく、ユーザー数によっては回線が混み合ってしまいます。そのためユーザーが集中する時間帯や場所では通信速度が遅くなりつながりにくい、といったことが起きてしまいます。

しかしこの回線容量やユーザー数は会社によって異なるので、すべての格安スマホが「つながりにくい」というわけではありません。会社によってつながりやすさに差があるため、格安スマホを検討する際には「通信速度」は必ずチェックしたいポイントです。

実際にどのくらい違うのか

では大手キャリアと格安スマホはどの程度通信速度が違うのでしょうか。2019年度の総務省実効速度調査により、大手キャリアが公開しているAndroidの実効速度から見ていきましょう。実効速度とは、一般的な利用環境で計測された通信速度になります。

  • docomo : 下り145~283Mbps 上り22~43Mbps
  • au  : 下り90~160Mbps  上り12~21Mbps
  • SofBank: 下り94~179Mbps  上り11~23Mbps

大手キャリア3社は、どのキャリアも快適にスマホが使える目安である3Mbpsを大幅に上回る通信速度です。
反して格安スマホ各社の平均実効速度は下りが1~30Mbps、上りが2~10Mbps となっています。数多くある格安スマホ会社ですが、中には快適に利用できる3Mbpsに届かないサービスもあるということになります。

使い勝手にどのくらい影響する?

格安スマホの通信速度は、大手キャリア3社と比べると遅いことがほとんどですが、実際使い勝手にはどの程度影響があるのでしょうか。通話やメール、ウェブサイトの閲覧などの利用に必要なそれぞれの通信速度の数値を目安に見ていきましょう。

通話20kbps
LINE・メール0.1~0.2Mbps
ウェブサイト、SNSの閲覧1~2Mbps
YouTubeなどの動画視聴(HD画質)2~3.5Mbps
YouTubeなどの動画視聴(フルHD画質)3~5Mbps
オンラインゲーム30Mbps

大手キャリアと格安スマホでの使い勝手を比較すると、LINEやメールしか使わない人だったら特に使い勝手の悪さを感じることは少ないと思われます。しかしTwitterやInstagramなどのSNSを閲覧するにも、通信速度が2Mbpsを切ってしまうと煩わしさを感じてしまいそうです。またダウンロードしながらの動画再生やゲームは、通信速度が安定しないと途中で止まってしまったりしてスムーズに利用できません。スマホで動画を楽しみたい、オンラインゲームを楽しみたい、という人は、特に通信速度をポイントに格安スマホ会社を選びましょう。

通信速度の速い格安スマホベスト5!

格安スマホで毎月のスマホ料金は安くしたいけど、通信速度にストレスは感じたくない!という方におすすめの、通信速度の速い格安スマホをご紹介します。
『[完全ガイドシリーズ230]SIMフリー完全ガイド(普遊舎)』による、格安SIMの平均実効速度(下り)の上位の5社は次になります。

1位UQモバイル56.9Mbps (最高67Mbps 最低47.7Mbps)
2位LINEモバイル53.3Mbps (最高69.9Mbps 最低40.3Mbps)
3位ワイモバイル46.7Mbps (最高67.8Mbps 最低22.7Mbps)
4位ニフモ25.8Mbps (最高40.2Mbps 最低7.9Mbps)
5位Biglobeモバイル21.9Mbps (最高36Mbps 最低7.2Mbps)

上記の格安スマホは、数値的に見て大手キャリアとそう変わらずストレスなく利用することができそうです。
中でもKDDIグループのUQモバイル、ソフトバンク傘下のYモバイルは大手キャリアの関連会社でもあり、他社の格安スマホと比べると月額料金は少し高い印象ですが、回線が混み合う時間帯でも比較的安定して利用ができると評判です。

「格安スマホで毎月のスマホ料金は安くなったけど、使いたいときに全然つながらない」、といった失敗を避けるため、スマホで良く使うものは何か、どのくらいの通信速度が必要か、また利用する時間帯などを考慮して、快適に利用できる格安スマホを選びましょう。